「ビジネス実務法務検定2級合格」に役立ちそうな情報として、参考書(テキスト、問題集)や勉強方法、勉強時間等について、実体験に基づいてお伝えします。
合格の一助になれば幸いです。
※筆者はビジネス実務法務検定2級に合格しています。
この記事の読者の想定は下記の通りです。
- 「ビジネス実務法務検定」2級を受験するか悩んでいる
- 「ビジネス実務法務検定」2級に合格したい
上記の内1つでも当てはまる方は、是非お読み下さい。
はじめに
記事の内容について
前記事と重複する部分は記載を割愛します。

「ビジネス実務法務検定」2級の受験は誰向けか?
下記のような方にお勧めです。
- 「法務に関わる仕事をしたい」と考えている方
- 「法務に関わっているが、素養の不足を感じる」方
- 法学部生
法に関わる方であれば学生を含め、広くお勧めします。
「ビジネス実務法務検定」2級をいきなり受けたい
基本的にはお勧めしません。
ただ、既に民法の知識がある程度有る方は「いきなりビジネス実務法務検定2級を受験する」ことも一択かなと思います。
具体的に「民法の知識がある程度有る方」の目安としては、
- 宅地建物取引主任者試験の対策として、ある程度民法を勉強した。
- 行政書士試験の対策として、ある程度民法を勉強した。
- 司法書士試験の対策として、ある程度民法を勉強した。
いずれであっても取得済であれば、いきなり2級も可かと思います(行書や司書であれば、受けるメリットがあるのか疑問ですが…)。
「ビジネス実務法務検定」2級で就職できるか、求人はあるか
有ります、ざっと調べてみましたがそれなりに出てきますね。
2019年5月24日現在、「求人ボックス」というサイトで「ビジネス実務法務検定2級」の求人が105件あります(他の媒体も確認すれば尚更でしょう)。
検索結果上から3件だけ取り上げます(※2019年5月24日現在です、日が経つとアクセスできなくなりますのでご注意下さい。)。
[jin_icon_info color=”#e9546b” size=”18px”]2019年8月18日現在、いずれのリンクもアクセスできないことを確認しリンクを削除しました。求人をざっと求人ボックスで見たところ、上記と同じ条件で検索かけて 132 件ヒット。需要は変わらず有り、年収の提示も変わらずです(1つ目は385万~でした)。
法務担当 -東証1部上場企業/自己資本比率66%の安定した基盤
→想定年収330万~
アパレル企業での法務/Legal at Apparel brand
→年収350万円~550万円
BCPエネルギー分野の新規事業企画職
→年収400万円~580万円
ビジ法2級のみが条件ではなく、下記の条件が設定されているところもあります。ご注意下さい。
ただ、- 大卒であること
- 法務経験があること
- 社会人経験があること
「ビジネス実務法務検定」2級の合格率
公式の発表によると、直近2回は下記の通りです。
【第44回目】46.7%
【第43回目】35.4%
【年度合計】42.0%
(引用元:ビジネス実務法務検定試験 | 受験者データ)
「ビジネス実務法務検定」2級と独学について
「ビジネス実務法務検定」2級を独学で合格できるか?
十分に合格は可能です。
後述で紹介する基本書と問題集+六法で情報としては必要十分な筈です。
後は、前記事でも触れたように量と方法さえしっかりしていれば合格は十分にできます。
「ビジネス実務法務検定」2級と講座について
「ビジネス実務法務検定」2級の講座を受けたい場合
下記に該当する方の場合はセミナーや講座を利用するのも一択です。
- 自己管理に自信がない
- 自己学習が難しい
【公式サイト】
難関資格・国家資格を目指す方のためのオンライン資格講座【スタディング】
「ビジネス実務法務検定」2級に合格するには
「ビジネス実務法務検定」2級テキストのおすすめ
お勧めは「公式テキスト」です。
最新版が無難です。
「ビジネス実務法務検定」2級の問題集のおすすめ
お勧めは「公式問題集」で十分です(上記画像は私が大学生の頃に使っていたもの)。
実際に、私は公式問題集+公式テキスト+判例六法以外は対策として使っておりません。
法学部生や法務を意識している方は、六法を引きつつ勉強することをお勧めします。
お勧めは判例六法、判例が確認しやすいです。
「ビジネス実務法務検定」2級の合格に勉強方法
ビジネス実務法務検定3級とほぼ同じ
テキストや六法の利用以外は全く同じです、記載を割愛します。
前記事の勉強方法の項目をご覧下さい。

テキストの活用方法
問題演習1セット(1問解く→1問丸付け+解説熟読)をする…の際、解説読んでよく解らなかったところはテキストで関連頁に目を通す。
テキストの出番はそれのみです。
人によっては、テキストを通読する→問題演習をする、という方法で実績を出しています。
人によっては、それも有りです。
私の場合は、テキストは「なんで?」とか「周辺知識としては何があるんだ?」といったような、明確な目的を持ってテキスト(基本書)に当たらないと、テキストの内容があまりにも入ってこないタチでした(※当時は)。
なので私は演習をベースにして、インプットは演習問題の解説文や、演習問題に出てきた選択肢(※全ての選択肢)を理解・暗記するつもりで当たりました。
過去問を通して「こういう風に問うてくるんだなー」「この問題は、この知識が正確にあるか確認してきてるんだな」(出題の意図の把握)ができると理想です。かなり強いです。
六法の活用方法
演習問題の解説文やテキストに目を通していると、条番号が載っていることがあります(主に根拠を示すときに)。
その都度引きましょう。
お勧めは、「初回に限り条番号にマーキングする」です。
マーキングしておくと、2回め以降引くときに「前に引いたことがあったもの」が判るようになります。
その都度「どこで引いたっけな」を思い出せると横断的な知識がつきます。
思い出せると理想ですが、最初はそう思い出せないので、繰り返し繰り返し引いて「あ、そうそうここは~のところで引いたんだったな」と思い出せるようになっていければ十分です。
マーキングは必要不可欠か?と訊かれると、「あった方がより良い」レベル止まりです。必須ではありません。
忘れる前に再度解く
復習の間隔は前記事でも触れた通りです。
2級は3級に比べて、事例形式の問題が多かった印象です。
つまり、より実践的な問題が出題され、理解しておかないと対応できない問題が多いです。
過去問演習でその傾向を掴めると思いますが、暗記以上に理解は意識して取り組みたいです。
「ビジネス実務法務検定」2級の合格に必要な勉強時間の目安は?
大体、ビジネス実務法務検定3級に費やす時間の1.5倍~2倍程度は欲しいです。
60時間~80時間は最低でも欲しいですね。
他、細かいところやマインド的な話は前記事や他記事で触れた通りです。
他記事

最後に
やると決めたら全力で!
精神論になりますが、精神論も馬鹿にはできません。
もし「合格を目指そうかな」「合格を目指したいな」「合格したいな」って思ったのなら、私はその気持ちを尊重すべきだと思います。
「思い立ったが吉日」とも「善は急げ」とも言います。
ビジネス実務法務検定2級の取得の先、法務を見据えて頑張ってみましょうよ(๑•̀ㅂ•́)و✧
不合格の場合
仮に、万が一、頑張ったのに不合格だった場合、それは無駄ではないということは解りますでしょうか。
「1回受験した」ということは、未受験の他受験者よりもアドバンテージなんですよ!
何故なら不合格だと判った時点で、既に知識のストックがありスタート地点よりも大きく進めている状態だからです(大学受験も全く同じことが言えますが、現役生よりもあらゆる面で高卒生(浪人生)にアドバンテージがある)。
他の未受験の受験生より、スタートがゴールに近めのです。
*
そして欠かさずやる必要があることは「原因の分析」と「対応」です。
(
不合格以前に、受験してすぐに速報を確認し、自己採点すべきです。)「量が少なかったのか?方法が悪かったのか?本番力が発揮できなかったのか?」の視点で考えます。
先にいいますが、
- 演習問題の全ての選択肢について、正誤とその理由を説明できない(解説文にある内容の内、ポイント部分は頭の中に思い浮かぶレベルにする必要がある)
- 収録されている範囲の過去問、全ての選択肢について正誤とその理由を説明できない
上記の内どちらかに当てはまれば、「そもそも量が足りていない」か「勉強方法が良くない」です。
一応言っておきますが、演習問題や過去問と全く同じ問題が出るわけではありません。
選択肢の正誤を判断する理屈の部分の理解(やモノによっては暗記)ができていれば、解ける問題が出題されるのです。
(形式に限っていえば過去問と同じ筈です。)
残念ながら全問題ではありませんが、合格基準点前後は出題される筈です。
あとは選択肢の周辺知識を問われたり、類似問題を問われたりするので、そこは解説文やテキストの熟読で対応するわけです。
繰り返しになる内容もありますが…気を落とさず、前を向いて欲しいです。
そこで絶望して次を受けないと、人間は時が経てばメンテナンスしない知識を忘却していきます…要は忘れて勿体ないです。
事情があって受けられない方を除いて、受けることをお勧めします。
メッセージ
頑張るなら、私はあなたを応援します(๑•̀ㅂ•́)و✧
勉強に不慣れな方は、勉強する姿勢作り、マインド作りから始めていきましょう。
やればできますよ!
*
ご参考になれば幸いです(σ・∀・)σ
読みづらい場所とか解りにくい場所等あったら知らせて頂けると幸いです、修正します。