映画「ミッシング・タワー」を観ました。
あらすじ、ネタバレを含む感想を載せます。
この記事の読者の想定は下記の通りです。
- 映画「ミッシング・タワー」のあらすじを読みたい
- 映画「ミッシング・タワー」の要約を読みたい
- 映画「ミッシング・タワー」の感想を読みたい
上記の内1つでも当てはまる方は、是非お読み下さい。
未だ観賞していない方向け
映画「ミッシング・タワー」のあらすじ
ーとある高層マンション。
ある日を境に、このマンションの住人が一人ずつ消えていく。
犯人をあなたは知っているー
映画「ミッシング・タワー」はどのような方にお勧めか?
内容に言及します、先入観なく映画を観たい方はご覧になるのをお控え下さい。
下記の方にお勧めします。
- ホラーが好き
- グロテスクな描写を好む
- グロテスクな描写に耐性がある
※3つ目はマストです(ホラーの要素も強めの印象があったので歯を食いしばりました。結果、当たりでした)。
SAWシリーズ等が全く無理な方には、ご覧になることをお勧めしないです。
ご覧になる方は、公式トレーラーをご覧になってから本編を観ることをお勧めします!
映画「ミッシング・タワー」公式トレーラー
本記事の以降の内容は、本編鑑賞後にご覧になることをお勧めします。
上記の記事の内のビデオ・オン・デマンドの活用や、お近くのレンタルビデオ店の活用をお勧めします。
既に観賞した方向け
映画「ミッシング・タワー」のネタバレ要約
犯人
とある高層マンションで1人ずつ失踪していく。
失踪していく住人は下記の通り。
- デイグル先生
- デイグル先生の兄(ブラッド)
- グレイ婦人
- ヴォンデル
失踪は人為的なもので、誰かが意図的に殺し、遺体を隠したことによる。
犯人はウォルターに思えたが、事実ではない。
犯人はフィル・ロッジとローズ・ロッジの2人だった。
フィルが実行犯で、ローズが教唆犯。
ローズは7年前の火事で亡くなったものの、亡霊として存在し続けた。
ローズの死を受け止められず、ローズの言いなりに動くフィル。
ローズの姉(バイオレット)が気に入ってた先生(デイグル)を欲しがると、フィルはデイグルを殺した。
ローズがグレイ婦人の犬を欲しがると、グレイ婦人を殺した。
ローズがヴォンデルの赤いボールを欲しがると、ヴォンデルを殺した。
ローズは、殺す対象として標的を決めた相手から姿を見られるようになる。
ラスト
ウォルターはフィルを止め、亡霊ローズを滅しようとするもベバリーによって阻止される。
ウォルターはフィルによって殺される。
フィルやローズ、バイオレット、ベバリーはその後も生き続ける。
映画「ミッシング・タワー」の率直な感想
良い意味で予想外
この手のホラーものは以前、ちょいちょい見ていた。
「全滅かなー」と思っていたところからの、まさかの主人公サイド全員生還というのは良い意味で予想外だった。
野放し
「亡霊」+「亡霊に従って殺しをやる父親」が野放し…。
怖い。大丈夫かこの世界(笑)
英雄・ウォルター
ウォルターは曲者だった…。
途中までは正直なところ、半信半疑で「完全にやべーやつ。敵」か「と見せかけての味方」の両方の可能性を考慮して見てた。
ローズが亡霊だと判ってからは、ウォルターはフィル含む生者の為に動いてたんだと合点がいった。
特に終盤の、ローズを儀式か何かで祓おう(?)としてたところとか。
それが、最終的にフィル(やベバリー)の手で阻止され、あろうことか殺されてしまうのは残念だった…。
まぁ、勘違いされてもおかしくないような雰囲気や言動の数々だったからなぁ…フォローが難しい部分はある…。
ベバリー生還
率直に嬉しい。ただただ真面目に生きてるし。
少しだけ変わってるけど。
ローズの為とはいえ、ウォルターを攻撃した部分は喜べない。
ただ…その部分があったからこそローズの気持ちが動き、殺意がなくなるところに繋がったことは否めない。
言い換えると、ウォルターを殺すのを手伝うことで、生還したわけだが、ウォルターの行動の動機を考慮すると…やや解せない…。
ベバリーが生きてたのは嬉しいけど、それ以上にウォルターには死んで欲しくなかった。
ネタバレ凄い
トレーラー見ると判るが、「犯人」と表示された直後に一瞬だけ「パパ」と表示される。
パパ。
…
やっぱり(犯人は)パパ(フィル・ロッジ)じゃないか!(怒)
デイグル兄妹なぜ殺した
ヴォンデル殺したのはボールを欲しがったから→まぁ解る。殺す必要まではないけどな…!
グレイ婦人殺したのは犬を欲しがったから→まぁ辛うじて解る。引き取り手になれる保証ないけどな…!
デイグル兄妹をなぜ殺した…!バイオレットが気に入ってた先生だったと思うけど。よく解らなかった。
アン
物語冒頭に登場するアンは何者だったんだ。家政婦さん?ブラッドもいることだし解らないでもない。
丁度、偶然、早帰りしただけ?
早帰りしなきゃ、デイグル兄妹の両方もしくは片方は助かる可能性が増えたのかなーって。
デイグル先生が採点していたテストはバイオレットのだったから伏線回収回りやすかったけど、アンは特に何もなかったのかな。その可能性も大いにあるけど。
マスターキーやレコード
なぜフィルはブラッドにマスターキーを持たせたのか?
流れてたレコードを止めたりしたのか?
解らなかったし、そんな必要ないやろがいって思った。
「ホラー映画お約束」…とか言われたら、それまでだけど。苦笑
赤鉛筆刺したのだって、なんで?って感じ。
仮に本気で仕留める気なら、鉛筆を獲物にしないよね?
フリオにしたように、首パカッとカッターでいっちゃうとか。
ジョンソンにしたように、鈍器でガツンっといっちゃうとかなら解るけどさ。
愉快犯でもないだろうに、なぜ「デイグル先生の太腿に赤鉛筆刺さったた状態で戻ってくる」状態が起こりえたかが解らなかった。
まぁ、そういう意味ではマスターキーをベッド横に落として、デイグル先生の手が伸びてくるのを待ってたのは猟奇的で病気的なものを感じる…。
やーめーろーよー(怒)って言いながら観てた。笑
総評
いい意味で予想を裏切ってくれて楽しめた!
グロ描写は想定してなかったので、個人的には要らなかった。ほんと、一切ないくらいの方が個人的には望ましかった。
グロ描写があることを差し引いても、殺されないかドキドキしたり、推理したりしながら観て楽しかった。