映画「X-MEN:ファイナル ディシジョン」(X-MENシリーズ第3作目)を観ました。
あらすじ、ネタバレを含む感想を載せます。
この記事の読者の想定は下記の通りです。
- 映画「X-MEN:ファイナル ディシジョン」のあらすじを読みたい
- 映画「X-MEN:ファイナル ディシジョン」の要約を読みたい
- 映画「X-MEN:ファイナル ディシジョン」の感想を読みたい
上記の内1つでも当てはまる方は、是非お読み下さい。
未だ観賞していない方向け
映画「X-MEN:ファイナル ディシジョン」のあらすじ
ー「ジーン」は2つの人格を備えている。
1つは通常のジーンの人格、もう1つは封印された「フェニックス」の人格。
フェニックスの人格とは?なぜ封印されたのかー
映画「X-MEN:ファイナル ディシジョン」はどのような方にお勧めか?
下記の内、いずれか1つでも当てはまる方にお勧めします。
- アクションが好き
- アメコミ(マーベル・コミックやDCコミック 等)が好き
ご覧になる方は、公式トレーラーをご覧になってから本編を観ることをお勧めします!
映画「X-MEN:ファイナル ディシジョン」トレーラー
本記事の以降の内容は、本編鑑賞後にご覧になることをお勧めします。
上記の記事の内のビデオ・オン・デマンドの活用や、お近くのレンタルビデオ店の活用をお勧めします。
既に観賞した方向け
映画「X-MEN:ファイナル ディシジョン」のネタバレ
物語要約
ジーンは死んでおらず、スコットやプロフェッサーXを殺しマグニートーの仲間になる。
マグニートーは、リーチを拉致しようと研究所を襲うも、ウルヴァリン率いるX-MENの加勢もあって人間側に敗れる。
マグニートーはキュアを打たれ人間化し、ジーン(フェニックス)はウルヴァリンによって殺された。
死んだ筈のプロフェッサーXは一命を取り留め、人間化した筈のマグニートーは鉄を少し動かすのだった。
物語詳細
スコットは、ジーンを失った失意から荒れていた。
プロフェッサーXは、学園を継ぐものはスコットだと信じていたものの、変わったスコットを見て翻意しストームに継がせようと考える。
スコットは導かれるようにジーンが亡くなった湖に足を運んだところ、ジーンが姿を現した。
激しく抱擁する2人だったが、ジーンの様子はどこかおかしく…スコットは帰らぬ人となる(ジーンによって殺される)。
*
ウルヴァリンとストームは、調査の為にジーンが亡くなった湖に訪れたところ、スコットのサングラスや倒れているジーンを発見。
ジーンの生存を確認して回収する2人。
学園に連れ帰った後にウルヴァリンはプロフェッサーから「封印したジーンのもう1つの人格」「フェニックス」について聴かされる。
フェニックスは、あまりにも危険だったのでプロフェッサーXによって封印されていたのだった。
眠りから目を覚ましたジーンの内からフェニックスの人格が表に現れ、学園を後にする。
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学園に連れ戻そうとするプロフェッサーX、仲間に加えたいマグニートーの2人はジーンの行き先である家に訪れ、戦闘になる(ジーンからの攻撃の防衛戦。プロフェッサーXもマグニートーも必死に説得を続ける)。
結果、プロフェッサーXは死亡。ジーン(フェニックス)によって、骨も残らず木っ端微塵にされる。
マグニートーはジーンを獲得し、自身の組織する「ブラザーフッド」に引き入れる。
*
ブラザーフッドに引き入れられたジーンを取り返そうとウルヴァリンは本拠地に乗り込むも、努力虚しく失敗する。
*
政府は「リーチ」という「ミュータントの力を無効化するミュータント」の助力を得て、「キュア」というミュータント治療薬の開発に成功する。
ブラザーフッドは、このリーチを奪おうと研究所に乗り込もうとする。
その経過の中で、ミスティークはキュアを打たれかけたマグニートーを庇って自身が打たれ、人間化、マグニートーに捨てられる。
*
マグニートーは研究所を襲うもX-MENらの妨害もあって上手くいかない矢先、キュアを4本打たれてしまう(皮肉にも、自身が守ろうとしているミュータントに)。
自分の身が危なくなったジーンは、圧倒的な力を暴走させ周囲にいた人間を一掃。
ウルヴァリンは、決死の覚悟でジーンを止めようと近づき、愛の言葉をかけてジーンを殺した。
*
後日、スコットとプロフェッサーの墓が立てられた。
学園はストームが継いだ。
*
マグニートー、金属をほんの少しだけ動かす(力を取り戻しつつあるのか、ほんの少しだけ残ってるのかは不明)。
プロフェッサーX、一命を取り留めた(経緯は不明)。
映画「X-MEN:ファイナル ディシジョン」の感想
フェニックスが強すぎる
触れることなく、近~遠距離問わず、一瞬で、大勢ですら木っ端微塵にできる能力。
いやいや強すぎでしょ。
能力は複数持ちなのかな?「テレキネシス」だけだと破壊が説明つかない気がするんだけど、テレキネシスってそんなことできるのかな。
流石クラス5…。
フェニックスを凌駕するウルヴァリン強すぎる
クラス5のフェニックスすら凌駕するウルヴァリンが強すぎる!
ウルヴァリンのクラスはいくつだよって突っ込みたくなる。
6なの?クラスの上限幾つなの?5以下だけど、相性的に有利だったとかそういうパターンかな?
生き物は共通して「ヒットポイント」=「死ぬまでのパラメータ」みたいなところがあるけど、ウルヴァリンはこの「ヒットポイント」が無尽蔵感あるし、本当に最強なんじゃ…?相性はあるけど(マグニートーは天敵だし)。
液状のアダマンチウムを体内に流し込まれる以外に何で死ぬんだろう?セメントとかでも死ぬ?
呼吸ができなくても危なそうかな…?
スコットの死に方が残念で地味でリアル
サイクロップスことスコット、中核メンバーの1人なのに死に様が地味すぎて、嫌にリアルだった…。
「愛してた彼女がまさかの生還を果たし、喜びもつかの間で彼女に殺される」なんてシチュエーションは想像していなかった…。
南無三…。
リーチの見せ場、もっとあっても良かったのでは
「ミュータント治療薬」開発に役立ったミュータント、「リーチ」。
彼の能力が戦闘で積極的に活用されたら、一層楽しめたんじゃって視聴者目線では思う。
某アントマンとかは伸縮の戦闘映像が素晴らしい。何の映画化は言わないけど。
キュアを打ったマリーの乙女心
キュアを打ったマリーの乙女心、理解できる気がする。想像ではあるけど。
彼女はミュータントとしての自身の能力を忌んですらいたし、キュアは自分から引き離すいい機会だったろうな。
そういう意味では、キュアは決して悪い面ばかりじゃない(軍事的悪用はあったけど…)と思う。
キティが可愛い
キティが可愛い、私は好き。笑
X-MEN2までは、壁を通り抜ける子くらいにしか扱われておらずスポットはあまり当たらなかったが、今回はボビーとの関わりが大きくスポットも当たって嬉しかった。
青い人の恨みがリアル
青い人こと「ミスティーク」の女性の恨みがリアルで良かった。
ミスティークは今回、マグニートーを庇って人間化したことでマグニートーに捨てられるけど、その後に政府に協力。
この協力により、政府はブラザーフッドの本拠地の把握・奇襲をしかけることができた。
結果的にはマグニートーの方が一枚上手で、先に逃亡済、本拠地だった場所には「分裂」するミュータント一体のみを置いていた。
後付感
「クラス5」って表現が突然出てきたけど、クラスってランクの表現方法があるなら、X-MENシリーズの第1作目から言っておいて欲しかった。
そういう中二病っぽい表現は、個人的には好き。
ただ、出すタイミングによっては後付感を感じちゃうから早目にお願いしたかった。
総評
私の中に、ある”定説”があります。
その”定説”というのは、アメコミの映画ではよく「確実に死んだと言えない死に方の場合は大体生きてる」。これです(笑)。
ジーンは例にもれなかったわけですが、ある意味期待通りで想定通りだったので、特に驚くことはなかったです。
言い方を変えると、残念ながら意外性は私には感じられませんでした。
ただ、スコットが死んだのは意外でしたね…まさか本当に死ぬとは…。
プロフェッサーが生きてたのはまるで意味が解らない…次元移動でもしていたのか…?TOBI…?
後続の作品に対する伏線と捉え、楽しみにすることにします!