Vagrantを用いたPHPのローカル開発環境の構築方法を学び、実際にマシン一台については構築が完了しました。
備忘録として記録しておきます。
この記事の読者の想定は下記の通りです。
- PHPの環境構築方法を知りたい
- Windows版を知りたい
- Vagrantを使った方法を知りたい
上記の内全て当てはまる方は、良かったらお読み下さい。
はじめに
当記事の目的
ざっくり言うと備忘録です。
とはいえ、記録するからには(極力)誰が参照しても再現できるように努めます。
「そもそもPHPとは何か?」等は、この記事では触れません。
用語レベルでの解説は今記事では予定していません(※需要があれば記事の加筆や記事の追加を視野に入れます)。
当記事のゴール
Windowsマシンで、Vagrantを用いたPHPローカル開発環境を構築すること。
エクスプローラの設定確認
環境構築に着手する前に、エクスプローラが下記の設定になっていることを確認しておく。
- 「隠しファイル、隠しフォルダーを表示する」:チェックが入っていること
- 「拡張子を表示しない」:チェックが入っていないこと
PHPのローカル開発環境構築
PHPのローカル開発環境構築に必要なもの
- Windowsマシン
- ネット環境
PHPのローカル開発環境構築として準備していくもの
参考にしたサイト
※1
ドットインストール(ローカル開発環境の構築 [Windows編] )仮想化支援機構(VT-x/AMD-V)を有効化できません Vagrant upでOS起動失敗した
vagrant upしようとしたらConnection timeout. Retryingでコケるのはavastが原因だった – 情報の海の漂流者
PHPのローカル開発環境構築手順
Virtualboxをインストール
環境に応じたもの(筆者の環境では Windows hosts と記載されているもの)
Vagrantをインストール
環境に応じたもの(筆者の環境ではWindows 64bitのもの)Install後、再起動する
PowerShellを起動・操作
起動方法は下記のどちらでも良い。1つ目の方が少し楽かも。
- Windowsキー押下 → power と入力 → 表示されたPowerShellを選択
- Windowsキー+R押下 → powershell と入力 → Enterキーを押下
起動するとカレントディレクトリはユーザーフォルダが指定されているはず。
以下ドットインストールより引用(コメント部は参照目的にし、太字のコマンド部のみ順次実行)
# 今後複数の仮想マシンを作ることを想定して、それらをまとめるフォルダ(MyVagrant)を作る
mkdir MyVagrant# MyVagrantに移動する
cd MyVagrant# 仮想マシンを作るフォルダを作る(MyCentOS)
mkdir MyCentOS# MyCentOSに移動する
cd MyCentOS# 仮想マシン設定用のVagrantfileを作る
vagrant init bento/centos-6.8# Vagrantfileを編集して仮想マシンのIPアドレスを192.168.33.10にする
Vagrantfileの編集方法
■対象ファイル
■対象行 / 修正後 (筆者が環境構築した時点(19/5/13)では、35行目)
config.vm.network “private_network”, ip: “192.168.33.10” で検索してもよい(1箇所しかない)。
上記の編集・保存が終わったら開いているVegrantファイルを閉じる。
PowerShell上の操作に戻る。
# 仮想マシンを起動する(少し時間かかります)
vagrant up# 仮想マシンの状態を確認する
vagrant status
vagrant statusがrunning(実行中)であれば想定通り。
Atomをインストール
PuTTYをインストール
Windows版、64ビット版であれば「putty-64bit-0.71-installer.msi」。
※バージョンが新しくなっている可能性があり、ページ内検索は非推奨。
PuTTYの設定
PuTTY起動し、必要事項を入力・操作していく。
【Host Name】:192.168.33.10
【Saved Sessions】:MyCentOS と入力 → 「Save」ボタン押下(次回のログイン時からは、MyCentOSをLoadすると楽。選択の上でLoadボタン押下)
Openボタンを押下
「はい」ボタンを押下
ログインに必要な下記の情報を入力の上、Enterキーを押す
- 【login as】:vagrant
- 【pw】:vagrant
[vagrant@localhost ~]$ のような表示が出れば期待通りログイン成功。
引き続きPuTTYを操作
途中、スクリプト実行は体感5~10分以上はかかる。
# OSを最新状態にアップデート(時間かかります)
sudo yum -y update# スクリプトを入手するためのgitをインストール
sudo yum -y install git# gitを使ってアプリケーション設定用のスクリプトをダウンロード
git clone https://github.com/dotinstallres/centos6.git# centos6フォルダができるのでそちらに移動
cd centos6# スクリプトを実行(時間かかります)
./run.sh# もろもろの設定を反映
exec $SHELL -l
Cyberduckをインストール
Cyberduckの設定
編集タブ>環境設定を選択する。
【ブラウザ】タグ
- 「∵で始まるファイルを表示」:チェック入れる
- 「ダブルクリックしたファイルを外部エディタで開く」:チェック入れる
【外部エディタ】タグ
Notepad→atom.cmd に変更する
【要変更/ユーザーフォルダ名】\AppData\Local\atom\bin\atom.cmd
C:\Users\「常に~」:チェック入れる
Cyberduckの設定 – 仮想マシンにアクセス
- SFTPを指定
- サーバ:192.168.33.10
- ユーザ名:vagrant
- パスワード:vagrant
- 接続ボタン押下
ブックマークしておくと楽。
PuTTY(とAtom)を用いて.phpファイルを作成・編集・保存し、サーバーを起動させ、ブラウザからアクセスすればHello world等の画面が出せる。
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