今回は、私が経験したソフロロジー出産についてお話させて頂きたいと思います。
この記事の読者の想定は下記の通りです。
- ソフロロジーとはなにか?
- ソフロロジー出産をしたい
- ソフロロジー出産を検討中
はじめに
1.読者について
読者の想定に記載している通りですが、興味のない方はお読みになるのをご遠慮ください。
2.記載内容について
私が経験したソフロロジーについて、お話させていただきます。
陣痛中リラックスするためにソフロロジーはやっていました。
痛みはあるものの、思っている以上に呼吸に意識することができていたと思います。
また妊娠中にソフロロジー講座に行き、講習を受けましたので覚えている限りお伝えしたいと思います。
私が出産した産婦人科がこちらになります
ソフロロジー式分娩方法
ソフロロジー出産とは
Sophrologie(ソフロロジー)は1960年にアルフォン・カイセトというスペインの精神科医が研究によって提唱されて、【精神の安定】と【調和】を得るための学問です。
現在この学問は産婦人科だけではなく、精神科や循環科、歯科、消化器科など医学に用いられています。
1987年に松永博士(日本ソフロロジー法研究会設立および初代会長)により持たらされ、改良されました。
元祖のソフロロジーは、分娩が進み子宮口が7~8センチまで開くと、麻酔を用いて無痛分娩に切り替えていましたが、
現在では分娩まで無痛を用いられなくても充分に陣痛を緩和できるようになりました。
最大の特徴は陣痛を『赤ちゃんに会える喜び』と受け止め、心を穏やかに出産することです。
妊娠中からイメージトレーニングをすることで、無意識的に出産に備えて育んだ母性を、
陣痛を乗り切るエネルギーとして切り替えます。
ソフロロジー講座(2022/04/26現在、講習を中止)
私が通院していた産婦人科【オーククリニック フォーミズ病院】では、
妊娠20週前後にソフロロジー講座の説明があり、妊娠30週までにソフロロジー講座を受けます。
ソフロロジーのCDや音楽はAmazonで購入することができます。
当日は近くのビル内で13:00~16:30まで、もちろん休憩も挟みながらではありましたがみっちり講習がありました。
長時間座っていたので、腰が痛くてきつかったのをよく覚えています。
院長が中心にソフロロジーについて説明する他、助産師からお産の進行など説明してもらいました。
また実際に入院中の先輩ママからのお話も聴けます。
前日に出産された方が来られ、体験談を話されていました。
出産後すぐにもかかわらず、普通に歩いてお話されている様子は本当に驚きました。
ソフロロジーのイメージトレーニング
ソフロロジーのCDを聴く
私がまず始めたのは、ソフロロジーの音楽をリラックスしているときに聴くことからでした。
ソフロロジーの音楽を聴いてリラックスする。よりもリラックスしているときに聴いたほうが、身体が覚えてくれるんじゃないかと思ったからです。
実際これが私には当たりだったようで、
入浴時や就寝前に聴くことが多かったのですが、就寝時はつけたまま寝てしまうことが多々ありました。
音楽が聴き慣れた来た頃に、呼吸法も取り入れていきます。
呼吸法
鼻から吸って口をすぼめて、ゆっくりと細く長く息を吐きます。
陣痛の痛みを緩和させるためです。
エクササイズ
あぐらの姿勢で足の裏を合わせます。
両手は下に下ろし両肩を楽にした状態で、目を閉じ頭を下げます。
息を吸いながら頭を持ち上げ。目を開け背中を伸ばします。
少し息を止めてから、ゆっくり息を吐きながら元の姿勢に戻します。
臨月近くになったら分娩姿勢になり呼吸法の練習し、本番のイメージを掴みます。
オーククリニックの森本院長が著者であるこの本にはDVDがついているのですが、
このDVDを観ながらイメージトレーニングを行うのもおすすめです。
【陣痛中】ソフロロジー呼吸法をやってみて
ソフロロジーの呼吸法をずっとやっておかげか、陣痛中も呼吸法を意識することができました。
ただ回旋異常だったため子宮口が8センチまで開いていたようですが、帝王切開となりました。
生まれてくるまで約9時間、陣痛に苦しみましたが呼吸法で痛みを逃しつつできるだけリラックスするように意識しました。
子宮口が5センチ開いた時点で、耐え難い痛みが襲ってきて『痛い、痛い』と言う私に、
担当してくれた助産師さんは私を抱きしめながら、『痛いよね痛いよね。』と優しく声をかけてくださり、
腰を擦ってくれながら一緒に呼吸法をしてくれました。
これがどんなに有り難かったか・・・
呼吸法ももちろんですが、優しくしてくださったことが本当に感謝でしかありません。
本当にありがとうございました。
呼吸法をずっとやっていましたが、やっぱり痛いものは痛いですw
ただ、陣痛中は想像していたよりずっと冷静でした。
ソフロロジーで出産できませんでしたが、
呼吸法のおかげか痛みに耐えきれず、大きな声で叫んだりすることはなかったです。
ちなみに、オーククリニックフォーミズ病院で出産しましたがとてもよかったです!
助産師さんはとても優しい方ばかりでしたし、お食事もかなり豪華でした!
ただ待ち時間がかなり長いのと、先生の指名はできませんでした。
先生はたくさんいるのですが、毎回別の先生に診てもらっていました。
ソフロロジーだけではなく、24時間対応の無痛分娩もありますので、オススメです。